佐々木蔵之介 主演舞台
「守銭奴 ザ・マネー・クレイジー」

事業報告

開催日時 2023年(令和5年) 1月14日(土) 13:30開場 14:00開演 16:00終演
会場 高知県立県民文化ホール・オレンジホール
入場者数 640名

佐々木蔵之介主演舞台「守銭奴 ザ・マネー・クレイジー」高知公演を2023年1月14日高知県立県民文化ホール・オレンジホールで開催しました。
この舞台は、あらゆることにお金を出し渋るドケチ親父の主人公を佐々木蔵之介さん(以下、蔵之介さん)が過剰なテンションで演じる喜劇です。ドケチだけならまだしも、息子と恋人を奪い合うなど、やりたい放題の傲慢ぶりです。見た目も決して美しいとは言えず、蔵之介さん曰く、「格好良いところは一つもない」とおしゃっていたほどです。
今回の舞台、役者だけでなく舞台セットにも注目が集まりました。担当したのは、ルーマニア人のドラゴッシュ・ブハジャールさん。舞台上に出てくる屋敷の壁や、玄関を仕切っていたのは、なんとビニール。ビニールに絵を描き、それらに照明を当てることで奥行きを演出し、自由自在に舞台上を動かし場面転換をしていました。終演後、「あんなセットは初めて観た!」という声が多く聞かれ、観客に驚きを与えていました。
物語の途中では、蔵之介さんと阿南健治さんがステージから客席に降りる演出もあり、観客の心を掴んでいたことも印象的でした。
高知公演は、本ツアー全体の大千穐楽であったため、役者の皆さんも気合い十分。朝早く劇場入りし、入念にアップする蔵之介さんの姿は印象的でした。終演後は、座長である蔵之介さんから出演者やスタッフの皆さんに御礼の品が配られる和やかな雰囲気のもと、終演後のカーテンコールが他都市より多かったこともあり、「高知のお客さんは本当に温かいね」と出演者やスタッフの皆さんが口々におっしゃっていました。


アンケートより
・こんなに笑える面白い作品だとは思いませんでした。舞台美術も含めすばらしかったです。
・初めて地元で舞台を観劇しました。2時間があっという間でした。気づけば物語にすっかり引き込まれていました。初めてがこの舞台で良かったです。
・とても面白く、刺激的で、ずっと記憶に残るお芝居でした。セットも幻想的で独特な雰囲気できれいなのに、どこか冷やりする感覚が新鮮でした。四国で蔵之介さん出演、プルカレーテさん演出のお芝居が見れて、とてもうれしいです。



フランスの劇作家、モリエールの大傑作と言われる、「守銭奴」。
あらゆることに金を出し渋る極度の倹約家(ドケチオヤジ)である主人公のアルパゴンを佐々木蔵之介が熱演します。過剰なテンションで、過剰なまでの倹約ぶりと強欲さを笑劇的な滑稽さで描く爆笑コメディ。
特設サイト


あらすじ

極度の倹約家であるアルパゴンは、召使いを始め、息子と娘にまでそれを強要し、家族の我慢も限界に達している。そんなある日、アルパゴンは再婚をしたいと申し出る。その相手は、実の息子が恋した相手と同じだった。けちんぼ親父とその息子と娘、それぞれの恋人たちとの七転八倒のやり取りの最中で、思いがけず秘密が明らかになる。


出演(CAST)

佐々木 蔵之介
加治 将樹竹内 將人大西 礼芳天野 はな
茂手木 桜子菊池 銀河安東 信助
長谷川 朝晴阿南 健治手塚 とおる壤 晴彦 
キャスト一覧はこちら


佐々木蔵之介 コメント

プルカレーテさんとは、『リチャード三世』でご一緒して以来、「また是非次回作を!」とお話させていただいていたので、新たなクリエーションでこうして実現できて、とても嬉しいです。
プルさんの稽古は、想像をやすやすと超えてくるので、楽しくてとても刺激的です。毎日稽古が終わった後、役者同士でおさらいをしても、翌日には、ゴロっと変わってまたビックりする(笑)、そんな稽古場は、演劇人として刺激的で至福の時間でした。今回も経験したことのない感覚、何が飛び出るかわからない演出が楽しみで、待ち遠しいです。
『守銭奴』では、ドケチで欲深い、誰も幸せにしない…、とにかくダメなおやじの役を演じます。プルさんは人間の良いも悪いも、残酷で悲惨なものも、美しく儚く魅せる名手です。ご期待ください!


演出

シルヴィウ・プルカレーテ(Silviu Purcarete)
1950年生まれ。ルーマニアを代表する舞台演出家。ヨーロッパ三大演劇祭の一つであるルーマニア・シビウ演劇祭で演出を手がける圧巻の大スぺクタクル「ファウスト」、出演者がみな水浸しになる野外劇「メタモルフォーゼ」は毎年のハイライトとして注目を集める。エディンバラやアヴィニョン、メルボルン、モントリオールなど、世界中の演劇祭へ数多く招聘されている。フランス政府から芸術文化勲章シュバリエ、ルーマニア政府から国家勲章を受ける。演劇賞では、エディンバラ・フェスティバル批評家最優秀作品賞、ピーター・ブルック賞、ダブリン演劇祭批評家賞などを受賞。


★稽古場より長谷川朝晴さんが近況報告【番外編】


日時2023年(令和5年)
1月14日(土) 13:30開場 14:00開演 16:00終演予定(途中休憩はありません) 
会場高知県立県民文化ホール・オレンジホール
入場料全席指定
 前売り 一般9,000円 U-23シート3,000円
 当 日 一般9,500円 U-23シート3,500円 
 ※U-23シートは、1階席後方になります
 ※未就学児の入場はご遠慮ください
 ※車椅子席をご希望の方は高知市文化振興事業団までお電話ください

【Culちゃーず会員価格】 一般8,100円 U-23シート2,700円 
【Culちゃーず会員特典】 先着10名様を本公演に無料ご招待
 1月8日(日)までに、高知市文化振興事業団 サポーターズクラブ【Culちゃーず】にお申し込みください
チケット販売所 ・ローソンチケット(Lコード63532)・・・1/12(木)23:59まで 
・チケットぴあ(セブン-イレブン/Pコード515-268)・・・1/13(金)23:59まで
・高知県立県民文化ホール(088-824-5321)・・・1/13(金)11:59まで
チケット発売日2022年10月29日(土)午前10時から販売開始!
企画制作東京芸術劇場
共催高知県立県民文化ホール
主催公益財団法人高知市文化振興事業団、KUTVテレビ高知
お問い合わせ公益財団法人高知市文化振興事業団 088-883-5071

【来場の皆様へお願い】
新型コロナウイルス感染予防策として、本公演来場時は、マスクの着用、入口での手指の消毒、非接触式体温計による検温等にご協力お願い申し上げます。高知県の定めるイベント開催時のチェックリストはこちらをご覧ください。