第89期高知市民の大学
事業報告
開催日時 | 2021年4月2日(金)~7月20日(火) 18:30~20:00 |
会場 | 高知市文化プラザかるぽーと 11階 大講義室 |
入場者数 | 火曜日コース57名、金曜日コース14名、一日受講34名 |
火曜日・総合コース「遺跡が語る高知市の歩み-『高知市史 考古編』刊行によせて-」
金曜日・総合コース「オリンピックの過去・現在・未来を探る」
火曜日コースでは、平成31年4月に刊行され大きな話題となった『遺跡が語る高知市の歩み「高知市史 考古編」』の編さんに関わった高知市史編さん委員会考古部会の委員らを講師に迎え、高知に残る先史時代から近現代までの様々な遺跡や、その調査によってどのようなことが明らかになったのかを時代を追って学びました。県内には今もなお調査中の遺跡が多くあるとのことで、今後の調査結果が大変楽しみです。
金曜日コースでは、目前に控えた東京2020オリンピック・パラリンピックをより楽しめるよう「オリンピック」を学問として捉え、その誕生の歴史や地元出身アスリートの素顔、メンタルテクニック、スポーツマーケティングの現状などをテーマに取り上げ多角的に学びました。コース最終日の2週間後に開会したオリンピックを、受講生の皆さんはいつもと違った見方で存分に楽しめたのではないでしょうか。
※新型コロナウイルス感染症の予防策について
チラシ(PDF)に詳細を記載しています。必ずお読みください。マスクの着用や受講生同士の間隔の確保など、皆さまのご理解・ご協力をお願いいたします。
21世紀に入り、世界も日本も大きな曲がり角に来ているように思われます。拡大から縮小へ、競争から共存へ、社会も私たちの生活も大きく変わりつつあり、新しい価値観も生まれてきています。しかし一方では、これらの変化には惑わされずに、数千年の人類の歴史を貫く価値観も厳然として存在しています。私たちは社会の変化を知り、これに対応する必要に迫られる一方で、時間と空間を超えた不変の真理にも心を惹かれます。
創設以来45年、県下における生涯学習のパイオニアである「高知市民の大学」は、「食品」や「経済」といった生活に密着した問題と、「宇宙」や「心」のような、いわば「不易」な問題をバランスよく取りあげて、毎回多くの市民の皆様に受講していただいております。大学外や県外からも魅力ある講師をお招きするのも本大学の特徴です。
夕べのひと時、共に学び、共に考えませんか?知の刺激は心地よいものです。
在学期間 | 2021年4月2日(金)~7月20日(火) |
場所 | 高知市文化プラザかるぽーと11階 高知市立中央公民館 大講義室 |
曜日と時間 | 火曜日 総合コース 18:30~20:00 金曜日 総合コース 18:30~20:00 |
募集人員 | 各コース50名(先着順) |
受講料 | 1コース 2,800円(テキスト代500円を含む) 両コース一括 4,800円(テキスト代1,000円を含む) ※定員に余裕がある場合は1日だけの受講も可能 各回500円 ただし、当日のお申し込みは座席の空席状況によってはお断りする場合がありますので、事前にお電話でお問い合わせください。 (感染症予防対策として定員を縮小しています) |
お申し込み・ お問い合わせ | 2021年3月2日(火)から高知市文化プラザかるぽーと8階 高知市文化振興事業団で受け付け。 (月曜休館、ただし月曜日が祝日・振替休日に当たる場合は開館) 〒781-9529 高知市九反田2-1 高知市文化振興事業団 市民の大学 係 TEL:088-883-5071 |
その他 | ・講義の課程は下記のとおりですが、講師の都合、天候等のやむをえない事情で予定を変更することがあります。 ・受講期間中は新型コロナウイルス感染症の予防対策を実施します。 ・新型コロナウイルスの感染状況によっては休講または開催期間中であっても残りの日程を中止する場合があります。 |
後援 | 高知新聞社・RKC高知放送 |
主催 | 高知市民の大学運営委員会(委員長 高知大学名誉教授 岩田 裕) 高知市 公益財団法人高知市文化振興事業団 |
火曜日・総合コース
「遺跡が語る高知市の歩み-『高知市史 考古編』刊行によせて - 」
※火曜日コースは、定員に達したため受け付けを終了しました
【日程・テーマ・講師一覧】 ★講師名(一部)に所属先等のページのリンクを貼っています
4月6日 | 高知考古学のあゆみ:人と遺跡 高知大学人文社会科学部准教授 宮里 修 前高知県立埋蔵文化財センター所長 森田 尚宏 平和資料館 草の家副館長 出原 恵三 高知県立埋蔵文化財センター所長 松田 直則 |
4月13日 | 高知の自然環境と歴史:概要と旧石器時代 前高知県埋蔵文化財センター所長 森田 尚宏 |
4月20日 | 温暖化と狩猟採集生活:縄文時代草創期~中期 高知県立佐川高等学校教諭 畠中 宏一 |
4月27日 | 冷涼化と祈り:縄文時代後・晩期 高知大学人文社会科学部准教授 宮里 修 |
5月11日 | 農耕生活のはじまり:弥生時代前・中期 高知大学人文社会科学部准教授 宮里 修 |
5月18日 | 革新の鉄器:弥生時代中期後葉〜古墳前期 高知大学人文社会科学部准教授 宮里 修 |
5月25日 | 水辺の祭りと群集墳:古墳時代中・後期 高知大学人文社会科学部准教授 宮里 修 |
7月20日 | 仏教と神道の時代:古代~中近世・現代 高知県立歴史民俗資料館副館長 岡本 桂典 →講師都合により、7月20日に延期になりました。 |
6月8日 | 律令「国家」の出現と土佐の遺跡:飛鳥・奈良・平安時代 高知県立埋蔵文化財センター チーフ 池澤 俊幸 |
6月15日 | 流通のひろがり:鎌倉・室町時代 高知県立埋蔵文化財センター調査課長 吉成 承三 |
6月22日 | 山城の時代:戦国時代 高知県立埋蔵文化財センター所長 松田 直則 |
6月29日 | 石垣の城:近世 高知県立埋蔵文化財センター所長 松田 直則 |
7月6日 | 江戸時代のまちと暮らし 日本考古学協会員 浜田 恵子 |
7月13日 | 高知市の戦争遺跡:近代 平和資料館 草の家副館長 出原 恵三 |
7月27日 | 最新の過去:最近の発掘調査事例 調整中 |
金曜日・総合コース
「オリンピックの過去・現在・未来を探る」
【日程・テーマ・講師一覧】
4月2日 | オリンピック入門―知っているようで知らないオリンピック― 高知大学理事・副学長 辻田 宏 ※「つじ」は正しくは一点しんにょうです |
4月9日 | オリンピックへの道―おらんく選手の熱き闘い― 高知新聞社編集局運動部副部長 吉川 博之 |
4月16日 | 幻のオリンピック モスクワオリンピックバレーボール競技日本代表 竹島 晶代 |
4月23日 | 近代オリンピックの誕生―“オリンピック”は何故1500年の時を超え復興したか― 高知大学地域協働学部准教授 中村 哲也 |
4月30日 | 第二次世界大戦とオリンピック―「平和の祭典」オリンピックを考える― 高知大学地域協働学部准教授 中村 哲也 |
5月7日 | アマチュアリズムの歴史とオリンピック―進むスポーツのプロ化と変わりゆく理想― 高知県立大学地域教育研究センター教授 清原 泰治 |
5月14日 | オリンピックとスポーツビジネス 高知学園短期大学看護学科教授 生島 淳 |
5月21日 | スポーツマーケティングとオリンピック―オリンピックの“価値”は誰が決める?― 高知工科大学経済・マネジメント学群講師 前田 和範 |
5月28日 | オリンピック選手とスポーツ医科学―驚異の記録はいかにして生み出されるのか― 高知大学教育学部講師 幸 篤武 |
6月4日 | トップアスリートのメンタルテクニック 高知大学教育学部教授 矢野 宏光 |
6月11日 | メンタルサポートの必要性―心の支援がアスリートの潜在能力を開花させる― 高知大学教育学部教授 矢野 宏光 |
6月18日 | パラリンピックに学ぶ人間の可能性 高知県立障害者スポーツセンター 所長 北村 大河 |
6月25日 | オリンピックとドーピング―「公平さ」を守る闘いの歴史― 高知大学理事・副学長 辻田 宏 |
7月2日 | 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会と高知県のスポーツ振興 高知県文化生活スポーツ部スポーツ課長 三谷 哲生 |
7月9日 | 総合討論 ―オリンピックの過去・現在・未来を探る― 高知大学理事・副学長 辻田 宏 高知大学教育学部教授 矢野 宏光 高知大学地域協働学部准教授 中村 哲也 |