館長あいさつ

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横山隆一まんが館館長の永野貴代美です。
館長就任2年目の春を迎えました。九反田の堀川周辺の桜は、3月後半の陽気続きで一気に散ってしまいましたが、フクちゃん桜は踏ん張って4月初旬まで花をもたせてくれました。
 さて、横山隆一記念まんが館もおかげさまで開館16年目を迎えました。20周年の節目も目前です。どういう形でその時を迎えるのか、館のこれまでのあり方や事業内容を総括し、これからを展望する重要な時期に入ったと心を引き締めております。

開館以来、まんが家横山隆一というbig nameとご寄贈いただきました貴重な資料に支えられ、それを軸に企画展や事業を行ってまいりました。隆一資料は膨大でまだ一部しか皆様にご紹介できておりませんが、企画展以外での活用方法も今後は検討していきたいと思います。また、横山隆一やフクちゃんを全く知らない世代が多数を占めようとする今、まんが館へ足を運んでいただく動機づけにも知恵を出し合い、取り組んでまいりたいと思います。

いま、 博物館・美術館などの文化施設においては社会的包摂(ソーシャルインクルージョン)の必要性が言われています。かつては身体的障害を持たれている方への対応が主でしたが、これからは、障害を持たれている方はもちろんのこと、乳幼児、高齢者、妊婦、外国人、旅行者等あらゆる人を受け入れ包み込む公的な場としての役割が求められています。それに応えるため、“できない”ではなく“できる”ことから改善し、受け入れが進むよう努めてまいりたいと思います。

さて、本年度の企画展のご案内です。まず4月28日からはテレビ高知との共催で「窪之内英策原画展」を開催します。高知県出身のまんが家で・イラストレーターの窪之内英策は日清食品カップヌードルのTVCM『Hungry days』シリーズでイラストを担当、大変話題になりました。今回は「魔女の宅急便」「サザエさん」「最終回」篇の原画を展示いたします。期間中の6月3日(日)には窪之内氏のライブペインティングも開催します。

続く7月14日からは「隆一えほん原画展」(仮)を予定しています。今年2月に横山家から、数百点にのぼる追加資料のご寄贈をいただきました。その中の、えほん原画を中心に隆一の絵本の世界をご紹介したいと考えております。7月21日(土)には、「風の谷のナウシカ」のナウシカ役、「それゆけ!アンパンマン」のしょくぱんまん役の声優 島本須美さんをお招きして絵本の朗読会を予定しています。今回もまた、今までとは違った隆一の世界を楽しんでいただけることと思います。

秋以降は、高知新聞社と共催で「高知のまんがあれこれ展&高知まんが道場30年記念展(仮題)」、恒例となっております4コマまんが大賞の実施と入賞作品展、地元まんがグループの作品展「まんが・漫画・マンガ展!」も実施いたします。もちろん11月の「まんさい」もご期待いただきたいと思います。

今後ともまんが館への変わらぬご支援・ご協力をお願いいたします。

2018年4月
館長 永野貴代美