第96期高知市民の大学
21世紀に入り、世界も日本も大きな曲がり角に来ているように思われます。拡大から縮小へ、競争から共存へ、社会も私たちの生活も大きく変わりつつあり、新しい価値観も生まれてきています。しかし一方では、これらの変化には惑わされずに、数千年の人類の歴史を貫く価値観も厳然として存在しています。私たちは社会の変化を知り、これに対応する必要に迫られる一方で、時間と空間を超えた不変の真理にも心を惹かれます。
1977年(昭和52年)の創設以来、県下における生涯学習のパイオニアである「高知市民の大学」は、「食品」や「経済」といった生活に密着した問題と、「宇宙」や「心」のような、いわば「不易」な問題をバランスよく取りあげて、毎回多くの市民の皆様に受講していただいております。大学外や県外からも魅力ある講師をお招きするのも本大学の特徴です。
夕べのひと時、共に学び、共に考えませんか? 知の刺激は心地よいものです。
在学期間 | 火曜日・総合コース 2024年10月1日(火)~2025年1月14日(火) ※12月31日は休講 金曜日・総合コース 2024年10月4日(金)~2025年1月24日(金) ※11月1日、1月3日は休講 |
場所 | 高知市文化プラザかるぽーと 11階大講義室 |
時間 | 両コースとも 18:30~20:00 |
募集人員 | 各コース先着 80名 |
受講料 | 1コース 2,800円(全15回分、テキスト代含む) 両コース一括 4,800円(全30回分、テキスト代含む) ※1日だけの受講も可能 各回500円 |
その他 | ・講師の都合や天候により、やむを得ず日程変更や中止、講師のリモート出演となることがあります。 ・10日以上出席した受講生には、最終日に修了証書を授与します。 ・会場には有料駐車場があります(30分ごとに150円)。 ※身体障害者手帳(1~4級)をお持ちの方は最初の1時間の駐車料金が無料になります。 |
お申し込み・ お問い合わせ | 2024年9月1日(日) 8:30から 電話及び窓口で受け付け(先着順) 公益財団法人高知市文化振興事業団 市民の大学 係 TEL:088-883-5071 (月曜を除く8:30~20:00) 住所:高知市九反田2-1 高知市文化プラザかるぽーと8階 |
後援 | 高知新聞社、RKC高知放送 |
主催 | 高知市民の大学運営委員会 公益財団法人高知市文化振興事業団 高知市 |
火曜日・総合コース
「いかにして自然の恵みを後の世代に残していくのか?-改定された生物多様性こうち戦略-」
【日程・テーマ・講師一覧】
10月1日 | 改訂された生物多様性こうち戦略のねらい 高知大学名誉教授・高知県環境審議会自然環境部会会長 石川 愼吾 |
10月8日 | 森林、林業と生物多様性(高知の森林、林業の現状と課題) 森林総合研究所企画部広報普及科長・高知県環境審議会副会長 佐藤 重穂 |
10月15日 | 清流を守り次の世代につなぐ(高知県の河川の現状と課題、河川生態系、川に親しむ活動) 仁淀川清流保全推進協議会会長・水生生物研究家 石川 妙子 |
10月22日 | 豊かな生きものを育む農業(中山間地の現状と課題、農業生態系) 農と生きもの研究所代表・元(特非)環境の杜こうち理事長 谷川 徹 |
10月29日 | 黒潮の恵みを考える(高知県の海の現状と課題、沿岸域の生態系) 高知生物多様性ネットワーク代表・元(公財)黒潮生物研究所所長 岩瀬 文人 |
11月5日 | シカと共に生きる未来を考える (株)西日本科学技術研究所・三嶺の森をまもるみんなの会 押岡 茂紀 |
11月12日 | 四国のツキノワグマは生き残れるか? (特非)四国自然史科学研究センター長 山田 孝樹 |
11月19日 | 高知県の希少野生動物と外来動物の現状と課題 横倉山自然の森博物館学芸員 谷地森 秀二 |
11月26日 | 高知県の希少野生植物と外来植物の現状と課題 高知県立牧野植物園主任研究員 前田 綾子 |
12月3日 | 生物多様性の保全を担う次世代を育てる-こどもエコくらぶの活動 (特非)環境の杜こうち副理事長・元香美市教育長 時久 恵子 |
12月10日 | 地域循環共生圏の創出-大月町の取り組み 高知生物多様性ネットワーク代表・元(公財)黒潮生物研究所所長 岩瀬 文人 |
12月17日 | 生物多様性こうち戦略の推進体制(生物多様性こうち戦略推進リーダーとえこらぼの役割) 高知県自然共生課主幹 内田 光輝 高知県環境活動支援センターえこらぼ 上田 史 |
12月24日 | 知ってもらいたい優れた活動 ①ジンデ池生物研究所 愛媛大学学生 植村 優人 知ってもらいたい優れた活動 ②海来 遊漁船「海来」船長 松尾 拓哉 |
1月7日 | 知ってもらいたい優れた活動 ③日本防災植物協会 日本防災植物協会事務局長 斉藤 香織 知ってもらいたい優れた活動 ④久重 natural チーム 久重 natural チーム代表 武林 由希子 |
1月14日 | 知ってもらいたい優れた活動 ⑤高知商業高校ジビエ部 高知商業高等学校教諭ジビエ部顧問 佐々木 翼 私たちはいかに行動をすればよいのだろうか?(意見交換) 高知大学名誉教授・高知県環境審議会自然環境部会会長 石川 愼吾 |
金曜日・総合コース
「COP26・COP27・COP28 エネルギー政策(地球温暖化対策を含む)と環境保全の向上」
【日程・テーマ・講師一覧】
10月4日 | パリ協定、COP26・COP27・COP28の成果と課題 高知大学名誉教授 岩田 裕 |
10月11日 | EV電気自動車の時代がやってくる~SDGs【つくる責任、つかう責任】 合同会社クラウドグリッド代表社員 藤島 和典 |
10月18日 | 脱炭素と再エネの国際動向~なぜ再エネ超大量導入なのか? ※オンライン講義 ストラスクライド大学アカデミックビジター 安田 陽 |
10月25日 | 再生可能エネルギー入門 高知工科大学地域連携機構特任教授 菊池 豊 |
11月8日 | 気候変動と森林の環境 高知大学農林海洋科学部教授 市栄 智明 |
11月15日 | 脱炭素社会の推進に向けた高知県の取り組み 高知県環境計画推進課課長 高橋 宏和 |
11月22日 | GXとDX~経済社会システム全体を変革しよう 合同会社クラウドグリッド代表社員 藤島 和典 |
11月29日 | 東南アジアの環境問題と日本 高知大学地域協働学部准教授 石筒 覚 |
12月6日 | 地球温暖化防止と経済成長は両立するか?-GXはどこに向かうか 高知短期大学名誉教授 細居 俊明 |
12月13日 | 気候危機と豪雨災害 高知大学地域協働学部助教 森 明香 |
12月20日 | 氷期~間氷期という長い時間スケールでみた気候変動 信州大学名誉教授・高知大学客員教授 公文 富士夫 |
12月27日 | 高知県の鍾乳洞-洞窟のでき方と関連させて- 信州大学名誉教授・高知大学客員教授 公文 富士夫 |
1月10日 | 地域の環境保全の取り組みと環境教育 高知大学地域協働学部准教授 石筒 覚 |
1月17日 | 自治体の再生可能エネルギーに多様な導入促進等の意義 高知大学名誉教授 岩田 裕 |
1月24日 | 総合討論 高知大学地域協働学部准教授 石筒 覚 高知大学名誉教授 岩田 裕 合同会社クラウドグリッド代表社員 藤島 和典 |
これまでの高知市民の大学一覧
・第95期高知市民の大学(2024年前期)
・第94期高知市民の大学(2023年後期)
・第93期高知市民の大学(2023年前期)
・第92期高知市民の大学(2022年後期)
・第91期高知市民の大学(2022年前期)
・第90期高知市民の大学(2021年後期)
・第89期高知市民の大学(2021年前期)
・第88期高知市民の大学(2020年後期)
・第87期高知市民の大学(中止)
・第86期高知市民の大学(2019年後期)
・第85期高知市民の大学(2019年前期)
・第84期高知市民の大学(2018年後期)
・第83期高知市民の大学(2018年前期)
・第82期高知市民の大学(2017年後期)
・第81期高知市民の大学(2017年前期)
・第80期高知市民の大学(2016年後期)