第94期高知市民の大学
事業報告
開催日時 | 火曜日・総合コース 2023年10月3日(火)~2024年1月23日(火) ※12月26日、1月2日は休講 金曜日・総合コース 2023年10月6日(金)~2024年2月2日(金) ※11月3日、12月29日、1月5日は休講 |
会場 | 高知市文化プラザかるぽーと 11階大講義室 |
参加者数 | 火曜日コース 28名 金曜日コース 34名 1日受講 33名 |
■火曜日・総合コース 「一歩踏み込んだ高知の地域資源・地域文化の再発見、新発見 」
『大学的高知ガイド』(高知県立大学文化学部 編)をベースに、高知県立大学文化学部を中心とした先生方が高知のまちを専門分野を交えながら講義しました。土佐清水と室戸、両方のジオパークの説明を聴けたことは受講生にとって好評だったようです。
■金曜日・総合コース「歴史の転換点に立って―「懸崖勒馬」の現在―」
日本経済や経営、法律に関する危機的と考えられる問題を取り上げました。高知大学の現役の先生方と名誉教授の方々が、海外情勢の違いも交えながら講義しました。少し難しいと感じる内容でも、最後まで熱心に聴講している受講生の姿が印象的でした。
アンケートより
・幅広いテーマを取り上げていたので、普段自らアプローチしない分野にも触れることが出来、有意義でした。
・昨年5月東京より移転してきました。初めて参加させていただき、非常に充実した時間を過ごせました。
21世紀に入り、世界も日本も大きな曲がり角に来ているように思われます。拡大から縮小へ、競争から共存へ、社会も私たちの生活も大きく変わりつつあり、新しい価値観も生まれてきています。しかし一方では、これらの変化には惑わされずに、数千年の人類の歴史を貫く価値観も厳然として存在しています。私たちは社会の変化を知り、これに対応する必要に迫られる一方で、時間と空間を超えた不変の真理にも心を惹かれます。
1977年(昭和52年)の創設以来、県下における生涯学習のパイオニアである「高知市民の大学」は、「食品」や「経済」といった生活に密着した問題と、「宇宙」や「心」のような、いわば「不易」な問題をバランスよく取りあげて、毎回多くの市民の皆様に受講していただいております。大学外や県外からも魅力ある講師をお招きするのも本大学の特徴です。
夕べのひと時、共に学び、共に考えませんか? 知の刺激は心地よいものです。
在学期間 | 火曜日・総合コース 2023年10月3日(火)~2024年1月23日(火) ※12月26日、1月2日は休講 金曜日・総合コース 2023年10月6日(金)~2024年2月2日(金) ※11月3日、12月29日、1月5日は休講 |
場所 | 高知市文化プラザかるぽーと 11階大講義室 |
時間 | 両コースとも 18:30~20:00 |
募集人員 | 各コース先着 80名 |
受講料 | 1コース 2,800円(全15回分、テキスト代含む) 両コース一括 4,800円(全30回分、テキスト代含む) ※定員に余裕がある場合は1日だけの受講も可能 各回500円(ただし、当日のお申し込みは座席の空席状況によってはお断りする場合がありますので、事前にお電話でお問い合わせください) |
その他 | ・講師の都合や天候により、やむを得ず日程変更や中止、講師のリモート出演となることがあります。 ・10日以上出席した受講生には、最終日に修了証書を授与します。 ・会場には有料駐車場があります(30分ごとに150円)。 ※身体障害者手帳(1~4級)をお持ちの方は最初の1時間の料金が無料になります。 |
お申し込み・ お問い合わせ | 2023年9月1日(金)8:30から電話で受け付け(先着順) 公益財団法人高知市文化振興事業団 市民の大学 係 TEL:088-883-5071 (月曜を除く8:30~20:00) |
主催 | 高知市民の大学運営委員会 公益財団法人高知市文化振興事業団 高知市 |
火曜日・総合コース
「一歩踏み込んだ高知の地域資源・地域文化の再発見、新発見」
【日程・テーマ・講師一覧】
10月3日 | 旭街~「いま」と「むかし」を歩く 高知県立大学文化学部 教授 宇都宮 千穂 |
10月10日 | 公文書の世界 高知県立公文書館 歴史公文書担当チーフ 三宮 久美 |
10月17日 | 「新聞の葬式」にみる高知と自由民権 高知県立大学文化学部 教授 ヨース・ジョエル |
10月24日 | アナキズムを問い直す――土佐からアメリカへ 高知県立大学文化学部 准教授 白岩 英樹 |
10月31日 | 高知と漢文 高知県立大学文化学部 教授 高西 成介 |
11月7日 | 『土左日記』を読む 高知県立大学文化学部 講師 中瀬 将志 |
11月14日 | 高知市内の災害と寺田先生の気配に出会う 高知県立大学文化学部 教授 大村 誠 |
11月21日 | 高知からの移民・移住と国際文化交流 1 高知県立大学文化学部 教授 飯髙 伸五 |
11月28日 | 高知からの移民・移住と国際文化交流 2 高知県立大学文化学部 教授 飯髙 伸五 |
12月5日 | 土佐神社社殿の建立年代の再考と建築的魅力 高知県立大学文化学部 教授 三浦 要一 |
12月12日 | サードエリアの効用 高知県立大学文化学部 准教授 友原 嘉彦 |
12月19日 | 高知県をサードエリアという視点で考える 高知県立大学文化学部 准教授 友原 嘉彦 |
1月9日 | ジオパーク活動による地域の持続的発展──土佐清水での取り組み 一般社団法人土佐清水ジオパーク推進協議会 事務局長兼専門員 土井 恵治 |
1月16日 | 地球の記憶をたどる旅──室戸ユネスコ世界ジオパークの地域遺産 室戸ジオパーク推進協議会 地理専門員 中村 昭史 |
1月23日 | 高知の魅力の再発見──地元学からの視座を中心に 高知県立大学地域教育研究センター 准教授 秋谷 公博 |
金曜日・総合コース
「歴史の転換点に立って―「懸崖勒馬」の現在―」
*「懸崖勒馬」(けんがいろくば:崖に臨んで馬を引き止める。危険の一歩手前で踏みとどまる。)
【日程・テーマ・講師一覧】
10月6日 | 「懸崖勒馬」の現在―胡適の言葉から考える― 高知大学・高知工科大学 名誉教授 村瀬 儀祐 |
10月13日 | 日本国憲法の基底を成している立憲主義を考える―改憲の声とその危うさ― 高知大学 名誉教授 青木 宏治 |
10月20日 | 憲法で「平和」は守れるか―「専守防衛」から「敵基地攻撃能力」へ― 高知大学人文社会科学部 准教授 岡田 健一郎 |
10月27日 | 食糧自給率の危機的状況 高知大学 名誉教授 岩田 裕 |
11月10日 | 老朽原発の稼働が止まらない 高知大学 名誉教授 岩田 裕 |
11月17日 | 「アベノミクス」から「キシダノミクス」へ―日本の経済政策とくらしの悪化― 高知大学人文社会科学部 教授 岩佐 和幸 |
11月24日 | 財政危機下の防衛費の増大をどう考えるか 高知大学人文社会科学部 教授 霜田 博史 |
12月1日 | 米中戦争のリスクと日本の立ち位置―ツキュディデスの罠― 高知短期大学 名誉教授 細居 俊明 |
12月8日 | 国際サプライチェーンのなかの日本経営 高知大学・高知工科大学 名誉教授 村瀬 儀祐 |
12月15日 | 日本福祉の正念場 高知県立大学社会福祉学部 教授 田中 きよむ |
12月22日 | ジェンダー平等、LGBTQ+への差別解消に対する日本の周回遅れ 高知県立大学社会福祉学部 教授 長澤 紀美子 |
1月12日 | 「東アジアの奇跡」をどのように考えるか 高知大学地域協働学部准 教授 石筒 覚 |
1月19日 | 中国の「多様性」の方向性 高知大学 名誉教授 吉尾 寛 |
1月26日 | 我が国の中等教育の危機的状況 高知大学教育学部 教授 加藤 誠之 |
2月2日 | 転換期にある地域の姿 高知のいまとこれから 高知短期大学 名誉教授 福田 善乙 |