第205回市民映画会
恋するピアニスト フジコ・ヘミング
ーstoryー
恋に彩られた彼女の人生、奏でた音色は、旅を続ける
――子どもの頃、寝床に着くと聞こえてきたのは、母が弾くショパンの「ノクターン」。
その音楽に魅了され、ピアノに触れた時から、フジコの音楽の旅が始まった。
数奇な運命をたどり、世間から注目されたのは60代後半。いくつもの苦難が訪れても、フジコはピアノを弾くことを決してやめなかった。
90歳を超えてもなお、世界中で精力的に演奏を続け、公演はどこもソールドアウト。2024年もたくさんの公演を控えていた中、フジコは4月に急逝した。
サンタモニカ・パリ・東京での暮らし。
演奏の原動力となったのは、家族である動物たちや自分を信じること。各国に家を持ち、愛する猫や犬たちに囲まれ、ピアノを弾く毎日が、彼女の愛すべき世界だった。
2018年に異例のロングランヒットを記録した映画『フジコ・ヘミングの時間』から6年。
本作はフジコの2020年から4年間の旅路を演奏と共に描くドキュメンタリー作品である。
戦時中を過ごした岡山に残されているピアノとの再会、父や弟との思い出、コロナ禍での暮らしと祈りを捧げる演奏、思い出の地・横浜でのドラマティックなステージ、そして秘めた恋の話――。フジコはどんな時も、自分らしく生きてきた。
フジコが愛したパリでもラストステージ
2023年3月、フランス・パリ、コンセルヴァトワール劇場でのコンサートでは、「ラ・カンパネラ」「別れの曲」「月の光」「亡き王女のためのパヴァーヌ」など、数々の名曲が披露された。「最後の演奏会はどんなものにしたい?」の問いに、パリでの演奏会のようにしたいと話していたフジコ。
大切な場所で、過去と記憶が交差し、フジコの人生とともにあった魂の演奏に思わず涙があふれる――。
監督・構成・編集:小松莊一良 プロデューサー:大村英治 佐藤現
出演:フジコ・ヘミング
配給:東映ビデオ
2024年/日本
Ⓒ2024「恋するピアニスト フジコ・ヘミング」フィルムパートナーズ
母とわたしの3日間
ーstoryー
天国から3日間の休暇を与えられた母が帰ってきた――
思い出のレシピをたどりながら蘇る、後悔と幸せの記憶。あの時言えなかった、愛する人に伝えたい最後の言葉とは。
亡くなって3年目になる日、ポクチャは天国から3日間の休暇を与えられ、ルール案内を担当する新ガイドと共に地上に降りてくる。アメリカの名門大学の教授である誇らしい娘に会えることを楽しみにしていたのもつかの間、かつて自分が住んでした故郷の家に戻り定食屋を営むチンジュの姿を見て戸惑ってしまう。いらだつ母親の気持ちも知らないチンジュは、ソウルから訪ねてきた親友のミジンとポクチャが残したレシピを再現しながら、なじみのある料理と共に次第に母との思い出が蘇っていく…。
監督:ユク・サンヒョ
出演:カン・ギヨン、ファン・ボラ、パク・ミョンフン、チャ・ミギョン 他
配給:クロックワークス
2023年/韓国
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日時 | 2025年2月6日(木)・7日(金) 開場10:00 |
会場 | 高知市文化プラザかるぽーと 四国銀行ホール(旧大ホール) |
上映時間 | 「恋するピアニスト フジコ・ヘミング」(119分)①10:30 ②15:10 ③19:20 「母とわたしの3日間」(105分)①13:10 ②17:25 |
料金 | 一般前売 1,300円(当日1,500円) 割引 1,000円(前売・当日とも) ※学生証・障害者手帳等の所持者および65歳以上(要年齢証明)の方は割引料金を適用します ※一枚のチケットで両方の作品が鑑賞できます(同日中に限ります) |
チケット取り扱い | 【一般前売券】前売券の販売は2月5日(水)まで ・かるぽーとミュージアムショップ (★)…088-883-5052 ・高知県立県民文化ホール(★)…088-824-5321 ・高知県立美術館ミュージアムショップ(★)…088-866-7653 ・金高堂書店本店…088-822-0161 ・サニーマート県内各店(とさのさと御座・高須・神田・瀬戸・土佐道路東・六泉寺・あぞの・中万々・山手・サニーアクシス南国・サニーアクシスいの・高岡・伊野) 【割引券】 映画会当日に会場で販売します。一部の販売所(★マーク)でも2月5日(水)まで販売しています。 |
主催 | 市民映画会運営委員会 公益財団法人高知市文化振興事業団 高知市 |
お問い合わせ | 高知市文化振興事業団 088-883-5071 |